子宮頸がん予防ワクチンが品薄になっています。
2011年03月31日
子宮頸がん予防ワクチン「サーバリックス」(以下当ワクチン)が全国的に品薄となり、大仙市・仙北市・美郷町でも初回接種が受けられない状況となっております。当ワクチン製造会社によれば、「生産能力を増強し、可能な限り早急に現在の供給状況を改善すべく努力致します。また、公費助成の対象者となられる方々への年間供給量は必ず確保してまいります。」とのアナウンスがありました。
皆様には以下の点に御留意頂き、過度のご不安を抱きませんようお願い致します。
●当ワクチンは3回きちんと接種することが大事です
- 1回目と2回目の間隔は1カ月となっていますが、2カ月でも問題ありません
- 3回目の接種は1回目接種後6カ月となっていますが、例えば「途中で妊娠した場合は妊娠終了後の接種でも構わない」ので、遅れてもあまり問題となりません。3回きちんと接種することが最も大事です。
●当ワクチンは「今そこにある危機」を予防するワクチンではありません
インフルエンザ予防ワクチンは、近々の病気、つまり「今そこにある危機」を予防するワクチンですので、流行期前早め接種が大事です。一方、当ワクチンは、接種して20~30年後の子宮頸がん罹患予防ワクチンであり、一刻を争って接種するものではありません。「4月に初回接種をしたい」とお考えのことと思いますが、この初回接種が6~7月にずれ込んでもまったく心配はありません。
●いずれ当ワクチンの品薄は改善されます。接種時期については、皆さまが接種を希望している医療機関にお問い合わせしていただくことになりますが、現状では初回接種については、夏場以降になるものと思われます。新しい情報があれば順次公開して参ります。
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